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Posted by 滋賀咲くブログ at

2014年09月13日

RSウイルスが流行の兆し・・・

RSウイルス、大阪などで流行の兆し- 全国報告数は5週連続増

冬季に流行するRSウイルス感染症の患者報告数が、5週連続で増えていることが国立感染症研究所のまとめで分かった。8月25日から31日までの週の全国の報告数(小児科定点医療機関約3000か所)は、前週に比べて1.7倍の1234人となった。8週連続で増えた大阪府は「増加の兆しがある」と指摘。報告数が大幅に増えた長崎県も「8月から増加傾向にある」として警戒を強めている

各都道府県別の患者報告数は、福岡の196人が最も多く、以下は大阪(161人)、東京(79人)、鹿児島と広島(64人)、愛知(52人)、佐賀(49人)、長崎(47人)、沖縄(42人)、神奈川(41人)、埼玉(40人)などの順だった。

 前週比1.7倍の報告数を記録した福岡県では、福岡市東区や北九州市、大牟田市など14保健所管内で前週の報告数を上回った。全国で2番目に多かった大阪府では、大阪市西部などで報告数が大幅に増加。府内の年齢別報告数では3歳未満が全体の9割を占めた。

 前週に比べて3倍近く報告数が増えた広島県では、広島市からの報告数が全体の6割超を占めた。同市は「ここ数年は夏から秋にかけて増加傾向が見られており、今後の動向に注意が必要」としている。

 RSウイルス感染症は、呼吸器感染症の1つで、感染から2―8日後に上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎などの症状が現れる。患者のほとんどは軽症で済むが、小児を中心に呼吸困難や細気管支炎、肺炎など重症化するケースもある。特に早産児や心肺系に基礎疾患のある乳幼児は重症化するリスクが高いとされている


おはようございます。
朝は、本当に涼しくなりましたね。
いつも土日は、朝5時くらいにおきて、少し体を動かすのですが本当にさわやかな気候でした。

季節の変わり目なのか、例年と比べてRSウイルスの患者さんが早く増えている印象です。
基本的には子供たちにとって、もっとも多い咳、鼻水の風邪なのですが、問題点はぜんそくや、基礎疾患のある方や、小さい赤ちゃんがかかってしまうと重症化するケースがあるので注意が必要です。
特に、6か月未満の赤ちゃんにとっては、鼻がかめず、痰がだせず、飲めなくなったり、息が苦しくなることがあるので問題になりやすいです。
大人や、学童の子供たちにとっては、単なる鼻かぜであるケースが多いので、小さい赤ちゃんがいる家庭では、周りの家族の体調管理が大切になってくると思いますので、気をつけていきましょう。

過剰におびえる必要のない病気ですが、重症化する対象者の方がいる家庭では、家族みんなで体調を整えていきましょう。

元気に楽しい連休を過ごせますように



Posted by 大津の町の小児科医 at 09:03 Comments( 1 ) 病気のお話

2014年09月12日

水痘ワクチン定期接種について

こんにちは
今日はとても天気よい秋晴れですね。
わが娘も学校で遠足に嬉しそうにでかけていきました。

医療の情報を記載しておきます。

平成26年10月より水痘(水ぼうそう)ワクチンが定期予防接種になります。


 
水痘(水ぼうそう)ワクチンの予防接種が、本年10月1日より現在の任意接種から定期予防接種に移行され、接種対象者は公費(無料)で接種することができるようになります。

水痘とは


 水痘は「水ぼうそう」とも呼ばれ、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によって引き起こされる感染症です。感染力が強く、5歳までに約80パーセントの子どもが罹るといわれています。主に空気感染により10~20日の潜伏期間の後、発疹、発熱の症状が起きます。一般に軽症で済みますが、場合によっては重症化することもあります。また、妊婦が感染すると、赤ちゃんが「先天性水痘症候群」等の病気に罹るリスクがあります。

接種対象年齢及び接種回数


【接種対象年齢】
  生後12月から36月に至るまでの間にある者
(1歳の誕生日の前日から3歳の誕生日の前日まで)
※既に水痘に罹ったことがある方は、接種の必要はありません。

【接種回数】
  3月以上の間隔をおいて2回接種

   (標準的な接種年齢)
   ・初回接種:生後12月から15月に至るまでの間
   ・追加接種:初回接種終了後、6月から12月に至るまでの間隔をおく

【その他】
  任意接種として水痘ワクチンを接種したことがある場合は、既に接種した回数分の
  定期接種を受けたものとみなします。


(水痘ワクチン接種歴 接種回数 接種間隔等)

1回も接種したことがない: 2回   3か月以上の間隔をおく

生後12月以降1回接種: 1回    1回目の接種から3月以上の間隔をあける

生後12月以降2回接種(接種間隔が3月未満): 1回    1回目の接種から3月以上(2回目の接種から27日以上)の間隔をあける

生後12月以降2回接種(接種間隔が3月以上) :0回    既に定期接種を終了したものとみなす

経過措置(平成26年度に限り)


 今年度に限り(平成26年10月1日から平成27年3月31日まで)、生後36月に至った日の翌日から60月に至るまでの間(3歳の誕生日から5歳の誕生日の前日まで)の方のうち、今までに水痘に罹ったことがなく、任意も含め水痘ワクチンを1回も接種したことがない方については、定期接種として1回接種できます。

※10月中に5歳の誕生日を迎える方は、接種できる期間が非常に短いのでご注意ください。

水痘ワクチンは1回の接種により重症の水痘はほぼ100%予防できると考えられるため、経過措置の対象者については、1回の接種となります。
(罹患歴のある方・任意を含め接種歴のある方は、接種する必要はありません)


水痘は、空気感染ですので流行すると感染のリスクは非常に高いです。
医療者としては、水痘で重症化したケースを経験していますので、予防できるものはしっかり予防していただきたいと思います。


また、うたないといけないのですか?という質問をお受けすることがあるのですが・・・
やはり、地域として、予防接種率を上げることは、病気の拡大を防ぐ意味でとても重要です。
定期接種は努力義務を示していますので、わが子のため、そして地域のためにぜひ接種をよろしくお願いします。

わからない点などあるようでしたら、かかりつけ医に相談を気軽にしてみましょう!









Posted by 大津の町の小児科医 at 17:34 Comments( 2 ) 病気のお話

2013年06月30日

大津日赤にて救急外来を

こんばんは
今日は、大津急病診で大津日赤の小児外来を担当してきました。
3年前まで勤務していたとので、懐かしかったです。

今日は、比較的落ち着いていて、プール熱や溶連菌感染症の方が多くみられました。
喘息で入院された患者さんもおられましたが、小さい女の子が泣かずに点滴をがんばってくれて偉いなと思いました。
早く元気になって退院できることを願っています。

大きな病院なので、たまに救急の手伝いをしに行くと新鮮な気持ちになります。
懐かしい看護婦さんや職員の方とも挨拶することができたのでうれしかったです。

今日は、一日頑張ったので、今からゆっくりしたいな~って思ってますが、看護学校の講義の準備をしていなかったので・・・・・
ちょっとホッてしたら頑張ります(笑)





Posted by 大津の町の小児科医 at 19:09 Comments( 0 ) 病気のお話

2013年06月23日

ヘルパンギーナとは?

こんばんは。
皆さんは週末はどのようにすごされましたか?
元気に過ごせたでしょうか?
この時期は、いわゆる夏風邪が流行していきます。
「幼稚園から帰ったら急に発熱して、でもそこそこ元気です。ちょっとのどがいたそうですが・・・・」
こんな会話が多い時期になっています。

「救急でヘルナンチャラ・・・・っていわれました。」とか
結構言いにくい病名、ヘルパンギーナ。夏風邪の代表格です。
国立感染症センターの説明をもとに確認してみましょう!


ヘルパンギーナ(Herpangina )

発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性発疹を特徴として、夏期に流行する小児の急性ウイルス性咽頭炎であり、いわゆる夏かぜの代表的疾患です。

疫 学 

我が国では毎年5 月頃より増加し始め、6~7月にかけてピーク を形成し、8月に減少、9~10月にかけてほとんど見られなくなります。
国内での流行は例年西から東へと推移します。患者の年齢は4歳以下 がほとんどであり、1歳代がもっとも多く、ついで2、3、4、0歳代の順となります。

病原体
 
エンテロウイルスが主の原因ウイルスです。
 エンテロウイルス属の宿主はヒトだけで、感染経路は接触感染を含む糞口感染と飛沫感染 で、急性期にもっともウイルスが排泄され感染力が強く、回復後にも2 ~4週間の長期にわたり便からウイルスが検出されます。

臨床症状
 2~4 日の潜伏期を経過し、突然の発熱に続いて咽頭粘膜の発赤が顕著となり、口腔内に径1~2mm ほどの紅暈で囲まれた小水疱が出現します。


小水疱はやがて破れ、浅い潰瘍を形成し、疼痛を伴います。
発熱については2 ~4 日間程度で解熱し、それにやや遅れて粘膜疹も消失します。
発熱時に熱性けいれ んを伴うことや、口腔内の疼痛のため不機嫌、拒食、哺乳障害、それによる脱水症などを呈する ことがありますが、ほとんどは予後良好です。
 
治療・予防
 
通常は対症療法のみであり、発熱や頭痛などに対して解熱剤などを用いることがあります。
時には脱水に対する治療が必要なこともあります。
 
特異的な予防法はないが、感染者との密接な接触を避けること、流行時にうがいや手指の消毒を励行することなどである。

(国立感染症研究所感染症情報センター 参照)


基本的には、心配のいらない病気ですが、口の痛みが出現するケースが多く、塩分の多い食べ物などしみやすい食事は避けたほうが無難でしょう!
また、きわめて稀ですが、髄膜炎などの症状が起こるケースは否定できないので、症状の変化、急に嘔吐し始めた、ボーってするなど状態の変化がある場合は早めに相談してくださいね。

来週も素敵な1週間でありましょうように。
私は、明日の看護学校の勉強を頑張りたいと思います・・・・・(涙)



Posted by 大津の町の小児科医 at 20:41 Comments( 2 ) 病気のお話

2013年06月19日

麻疹風疹ワクチンの供給不安

こんにちは
今日は、本当に風が強く、雨がこれから強くなっていきそうですね。
梅雨本番というところでしょうか・・・・

病気自体は安定しており、当医院においても、虫刺されや、結膜炎などの受診はありますが、平和な状況です。
今後、アデノウイルスいわゆるプール熱、手足口病など夏風邪が徐々に出てきているので、手洗い、うがいは頑張りたいところです。

ところで・・・・・・

最近ワクチンにまつわる問題が噴出していますね。
今年の風疹の流行に伴い、各地域にてワクチン需要が急増しています。

風しんワクチンの不足に対して、麻疹風疹ワクチンの使用をすすめられているのですが・・・

ここにきて、各地域の風疹ワクチンの助成がはじまり、このワクチンも足りない状態がでています。

当病院でも、卸メーカーによっては、供給が次回いつか分からないとのことでして本当に迷惑なことです。
国、市に関しても、いつもワクチンが不足などの問題に必ずなります。
想定できることだと思うのですが、困るのは国民だということをしっかりとらえてほしいです。

4種混合の時も混乱しましたし、本当に失敗から何を学んでいるのか・・・・・本当に頼みます。

今のところ、予測できた事態なので、在庫数を増やしていたので当医院では、在庫は安定していますが、成人の方においての自費のワクチンが供給不足になる可能性があります。
成人の方で、接種希望のかたは、予約していただけると幸いです。

また、接種考えられている方は、なるべく早く接種されることをすすめます。
市の連絡で、1歳児、年長の子供たちの接種を優先するように指導が来ています。

守りたくても、ワクチンがない事態が想定されますので、注意していきましょう



Posted by 大津の町の小児科医 at 13:47 Comments( 2 ) 病気のお話
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