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2014年09月22日

小児救急電話♯8000、9割が認知せず- 内閣府の世論調査で判明

小児救急電話♯8000、9割が認知せず- 内閣府の世論調査で判明

小児救急電話相談の「♯8000」について、9割近くの人が「知らない」と答えていたことが、内閣府が16日に公表した母子保健に関する世論調査の結果で分かった。特に50歳以上では、認知していない人の割合が高かった。♯8000をめぐっては、厚生労働省が「病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師への電話による相談ができる」とし、ウェブサイトなどでPRに努めてきたが、周知が不十分な状況が調査結果で明らかになった

この調査は、全国の20歳以上の日本国籍を持つ3000人を対象に実施されたもので、妊娠や育児、地域での子育てなどに関する認知について、調査員による個別面接聴取法で行われた。調査期間は7月17日から同27日までで、1868人から有効回答を得た。

 調査対象となった小児救急電話相談事業は、電話で♯8000にかけると、各都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師から子どもの症状に応じた適切な対処の仕方や、受診する病院などのアドバイスを受けられる。

 調査では、♯8000にかければ、小児救急電話相談につながることを知っているかどうか聞いたところ、「知らない」と答えた人の割合は88.8%で、「知っている」(10.2%)を大幅に上回った。性別では、女性よりも男性で「知らない」と答えた人の割合が高く、年齢別では50歳以上の9割超が「知らない」と答えたという。

 ♯8000については、今年2月に公表された「救急医療体制等のあり方に関する検討会」の報告書でも、利用者の多様なニーズに応える必要性が指摘されており、定期的な実態調査の実施に加え、事業を補完する全国センターの設置や相談事業運営の広域化などが求められていた。


こんにちは
ここ数日、秋晴れの天気がつづいていますね。
台風が近づいているニュースがありますが、わが子もですが、週末の運動会、体調、天気ともに万全になることを心から願っています。

皆さんは、このような小児救急電話相談をご存知ですか?
救急に受診したらいいのか?どのような対応をしたらいいのか?そのような質問に対応する電話です。
救急受診を1時間以上待ったのに、明日かかりつけにかかってくださいのケース多くないでしょうか?

嘔吐していて、ぐったりなどは別ですが、元気なんだけど熱が・・・・など相談してみることもいいかと思います。

また、開業医のかかりつけの医院において、再診に限るのですが時間外電話対応をする施設もありますので、相談できる病院を確保しておくのもいいかとおもいます。

当医院も時間外対応の登録をしているので、相談には対応できる体制は整えているので、一緒にかわいい子供守る体制に協力できたらいいなと日々思っています。





Posted by 大津の町の小児科医 at 17:41 Comments( 3 ) 医療ニュース

2014年09月17日

子宮頸がんワクチン


子宮頸がんワクチン、重い副作用1112件報告
読売新聞 9月14日(日)12時29分配信



 子宮頸(けい)がんワクチンの副作用問題で、難病治療研究振興財団の調査研究チームは13日、約2500件の副作用報告のうち、1112件は、全身の痛みや意識障害など重い副作用だったとする調査結果を公表した。

 研究チームは、ワクチンが発売された2009年12月から今年3月末までに、厚生労働省に副作用として報告があった約2500件のデータを分析した。また、副作用を訴える患者44人を診察した結果、接種後、発症までの期間は平均8・5か月だったとした。

 厚労省の有識者検討会は今年1月、「接種後1か月以上たって発症した場合、ワクチン接種との因果関係を疑う根拠がない」とする見解をまとめている。同省の集計では、重い副作用は617件とされている。
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最終更新:9月14日(日)12時29分


朝は、本当にだいぶ涼しくなっていきましたね。
季節の変わり目なのか、お風邪の方の受診が増えてきている印象です。
体調には気をつけていきましょう。

子宮頸がんワクチンの副反応の問題は非常に難しい問題だと思います。
世界的には予防接種を通常通りおこなわれている現状ですが、健康な方に予防的に施行するワクチンであるために不安があるとなかなか接種できないのが本音だと思います。

ただ、現実として病気によってなくなられている方が多いのも事実ですので、しっかりした説明ができる状況が整備されることを心から願っています。

新しい情報が入り次第お伝えしたいと思います。



Posted by 大津の町の小児科医 at 12:05 Comments( 2 ) 医療ニュース

2014年01月17日

ノロウイルスか 浜松の児童905人、嘔吐・下痢

ノロウイルスか 浜松の児童905人、嘔吐・下痢


教職員も41人 12校を学校閉鎖

 浜松市教委と市保健所は16日、市内の14小学校で児童905人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えて欠席し、12校を学校閉鎖、2校を学級閉鎖したと発表した。同様の症状がある教職員41人を含めると、患者は946人に上る。このうち児童11人の便から検査でノロウイルスの陽性反応が出た。市保健所は、ノロウイルスが原因による感染症か食中毒の可能性が高いとみて感染経路などを詳しく調査している。

 市教委などによると、入院するような症状が重い児童や教職員は確認されていない。また市内の中学校や幼稚園などからは報告はない。保健所は、給食による食中毒の可能性も視野に入れて感染経路を調べているが、14校はいずれも校内で給食を調理している。


 14校は有玉、中ノ町、大瀬、中郡、積志、笠井、与進、和田東、豊西(以上東区)、上島、東、鴨江、双葉(以上中区)、白脇(南区)の各小学校。欠席者の約6割を東区の児童が占める。最も多かったのは上島小の158人。中ノ町小では全校児童376人の4分の1余となる96人が欠席した。東小では過半数の児童が休むクラスもあった。一部はインフルエンザによる欠席も含まれる。


 与進、白脇を除く12校は16日、全校児童を早退させ、17日まで学校閉鎖とした。与進、白脇の2校は計3クラスを同日まで学級閉鎖とし、残りのクラスは同日の給食を中止する。


 市教委は「経験したことがない異常事態。これ以上、拡散しないように徹底したい」と話し、市内全校に手洗いなど感染症の予防策の徹底などを通知。症状が出た場合は医療機関を受診するよう呼び掛けている。14校では校内の消毒もした。


 市保健所は16日、欠席率が高かった6校を立ち入り調査。ノロウイルスの陽性反応が出た11人を含む児童20人の便を持ち帰ってウイルス検査をした。17日以降、全校で聞き取り調査などを行っていくほか、調理場や給食、食材の検査などを続ける。

おはようございます。
浜松の集団感染は本当にびっくりしたニュースですね。嫁の実家が浜松で親戚の子供たちも通っているのでびっくりしました。
地域でも胃腸炎が流行しており、注意が必要ですね。
体調を崩された子供たちが早く元気になられることを心から願うとともに、原因の究明を徹底してもらいたいものです。
ノロウイルスがこの同時期に集団発生するとなると、何らかの食事に関係していると思われ、それに従事していた方からの波及もチェックする必要がありますね。
ご家族の気持ちを考えると不安が強まっていると思いますので、しっかりした対策を期待します。

数年前、私たちの地域でもノロウイルスの集団感染があり、大問題になりました。
その教訓をいかし、繰り返さない努力が大切だと私は思います。

それにしても滋賀は寒い・・・・・
体調には気をつけていきましょうね!




Posted by 大津の町の小児科医 at 08:45 Comments( 0 ) 医療ニュース

2013年12月26日

水ぼうそう、定期接種に…年間100万人が感染

水ぼうそう、定期接種に…年間100万人が感染読売新聞 12月22日(日)3時3分配信

 政府は、子どもの命を奪うこともある水痘(水ぼうそう)を予防する小児用ワクチンと、高齢者の主な死因の一つの肺炎を起こす肺炎球菌用のワクチンを、予防接種法に基づいて自治体が行う定期予防接種に加える方針を固めた。

 総務省が地方交付税を通じて財政支援し、厚生労働省が予防接種法の施行令を改正する。定期接種は来年秋から実施される見通しだ。

 全身に発疹ができる水痘は、厚労省の推計では小児を中心に年間に約100万人が感染し、20人程度が死亡する。ワクチンは患者を大幅に減らせると期待され、1~2歳までに一定期間を置いて2回接種する。

 肺炎球菌は主に高齢者が年間に数十万人感染し、約3万人が亡くなる。ワクチンは重症者を減らす効果があり、65歳以上が1回接種すればよく、最初の5年間は対象年齢を65歳、70歳、75歳などと5歳刻みとすることで幅広い高齢者世代が受けやすくする。


こんばんは
巷ではウイルス性胃腸炎が猛威をふるっております。
みなさん、手洗いを注意していきましょう!

まだ、私たちには詳細が届いていないのでうれしいニュースですが、水痘ワクチンが定期接種化するとのことです。
まだ、対象年齢や接種が1回または2回など詳しく情報が来ていませんが、情報が得れ次第報告しますね。
ロタ、おたふく、B型肝炎などはどうなるのかなど気になる点がまだまだありますね。





Posted by 大津の町の小児科医 at 20:09 Comments( 0 ) 医療ニュース

2013年12月25日

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が流行の兆し

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が流行の兆し- 5週連続増、一部地域で警報値超


 主に小児が感染するA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が流行の兆しを見せている。患者報告数は5週連続で増加し、山形県や福岡県などの一部地域で警報基準値を超過。都市部を中心に報告数が多い福岡県は「症状は突然の発熱、のどの腫れと痛み、全身倦怠感などによって始まり、吐くこともある」とし、早めに医療機関で受診することを勧めている。【新井哉】

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、レンサ球菌が引き起こす感染症で、主に小児の間で発生し、冬季や夏から初夏にかけて流行する傾向がある。鼻汁や唾液中の菌の飛散などで感染し、家庭や教育施設での集団感染が多い。予防法は、患者との接触を避けるほか、うがいや手洗いなどが有効とされている。

 国立感染症研究所がまとめた12月9―15日の1週間の全国患者報告数(小児科定点医療機関約3000か所)は、定点医療機関当たり前週比約10%増の2.28人。都道府県別では、山形が最も多く6.27人を記録。以下は新潟(4.56人)、北海道(4.47人)、福岡(3.93人)、大分(3.44人)、千葉(3.21人)、島根(3.17人)などの順だった。

 保健所別では、山形の置賜(12.67人)、新潟の新発田(9.2人)、北海道の深川(14.0人)、留萌(12.5人)、根室(9.0人)、岩見沢(8.6人)、福岡の福岡市早良区(15.0人)などで警報基準値を超過。首都圏でも報告数が増加傾向で、千葉の長生(11.0人)、船橋市(8.1人)、神奈川の秦野(7.83人)などで多かった。町田市で7.25人を記録した東京都は「定点当たりの報告数は5週連続で増加した」として警戒を強めている。


こんばんは。
今年もあとわずかがんばりたいものです。

今日は、予防接種外来がある水曜日。
サンタさんに、人形もらったとか、仮面ライダーのベルト(正式名称不勉強でわからず・・・)もらったなど、みんなうれしそうに話してくれました。
サンタさん効果か、今日は泣かずに頑張る子供たちが多かった気がします(笑)

一時期のインフルエンザ流行は影をひそめ、相変わらずRSウイルスと胃腸炎が猛威をふるっている印象です。
手洗いを気をつけましょう!

上記に記事を記載しましたが、溶連菌感染を疑う発疹、咽頭所見(いちご舌)やのどの痛みを伴う発熱の方がチラホラみられます。
全国的に流行が広がっているので、当医院でも気をつけて診断していきたいと思います。

追伸
私のご褒美に、通販でテニスラケットを購入しました!パチパチ。
子供たちに、パパにもサンタが来たと喜んでいました。
可愛い子供たちですね(笑)
早く、コートに立ちたくてうずうずしています。



Posted by 大津の町の小児科医 at 22:32 Comments( 3 ) 医療ニュース
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