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2012年10月28日

日本脳炎の定期予防接種の実施について

大津市保健所から日本脳炎の定期予防接種の実施についての連絡が届きましたので報告しておきます。

日本脳炎の定期予防接種について

 先般10月17日に日本脳炎の定期の予防接種を受けた10歳の男児が、接種後数時間で死亡した事例が報告されました。
 日本脳炎の定期の予防接種については、平成21年6月より乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンが導入され、現在1000万回以上使用されているところですが、本事例のように接種直後に死亡した事例は、これまでのところ報告されていません。
 
接種後の死亡事例については、このほか、本年7月に接種後約1週間で急性脳症と診断され死亡した事例が報告されてており、これについては、10月31日に開催を予定している厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会日本脳炎に関する小委員会において、両事例につて検証し、今後の定期の予防接種の取り扱いについて検討するとのことです。

両事例とも現時点で予防接種と死亡との因果関係は不明であり、被接種者の臨床症状や使用されたワクチンのロット番号が異なる等の理由から、両事例の関係性は低いと考え、現時点では、ただちに定期の予防接種を中止すること等は考えておりません。


以上が、大津市医師会からの報告になります。
ワクチンは、重症疾患の予防には必要性が高いと私は思っています。
元気な子供たちに接種するのが、ワクチンです。
不安な気持ちを少しでも和らがれるように、しっかりした情報を提供できるように、随時情報が入り次第お伝えしたいと思っています。

追伸
金・土曜日は、診察、予防接種含め、多くの受診があり、待ち時間含めご迷惑をおかけしました。
涼しくなり、気候の変化もあり、お風邪の方も増えている印象です。
高熱でしんどい方、喘息など症状の重い方は優先的に対応できるように、しっかりトリアージしていきたいと思っています。
しんどいなど状態が不安定の方は、窓口でお声をおかけください。
ベットなどに案内したり、できるだけ負担を減らせるように努力していきたいと思っています。

また、インフルエンザの予防接種の方も増え、久しぶりの患者さんの顔もあり、昨年は大泣きだった子供たちが、泣かなかったり・・・・成長を感じる今日この頃です。
日々、子供たちの成長を感じれるのが、小児科医の楽しみだと日々思っています!
明日からも頑張りたいと思います。




Posted by 大津の町の小児科医 at 21:45 Comments( 0 ) お知らせ!

2011年04月28日

ゴールデンウイークの診療について

おはようございます!
今日も天気は、曇り気味、ゴールデンウイークはいい天気になりのかしら?

ゴールデンウイークは当医院はカレンダー通りに診療します!
ですので、4/30、5/2、5/6、5/7は、診療を行っていますので、困ってる方は相談しに来てください。

自分は、いつもゴールデンウイークも患者さん見に行っていた人間なので、お休みするのはいつも気がひけます・・・・

休んで迷惑をかけますがご了承ください。

みなさんは、ゴールデンウイークは予定どうですか?
震災もあり、私も近場で子供たちと遊ぼうかと思っています。

では、今日も一日いい日でありますよーに

今日は、琵琶湖ホテルで午後から、勉強会がみっちりです・・・・(涙)



Posted by 大津の町の小児科医 at 10:14 Comments( 2 ) お知らせ!

2011年03月09日

肺炎球菌、ヒブワクチンの見合わせ継続のお知らせ

ワクチン同時接種後に幼児5人死亡 厚労省専門家検討会、2ワクチンの見合わせ継続確認
フジテレビ系(FNN) 3月9日(水)1時25分配信

ヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンなど、複数のワクチンの同時接種を受けた幼児の死亡例が、2月から5例相次いでいる。厚生労働省は8日夜、専門家による検討会を開き、因果関係の検討を続け、当面、2つのワクチンの接種見合わせの継続を確認した。医療現場では困惑も広がっている。
東京・江戸川区のあるクリニックでは、ワクチン接種を見合わせる知らせの紙が張られていた。
病気を未然に防ぐワクチンだが、現場では、患者側も医師側も困惑の表情を見せている。
母親は「わたしも同時接種を考えていたので、すごく怖いなと思いました」と話した。
2月から、ワクチンの同時接種により乳幼児が死亡するケースが、神奈川・川崎市、兵庫・宝塚市、兵庫・西宮市、京都市、宮崎・都城市と、5例相次いでいる問題で、厚生労働省は8日夜、急きょ、専門家会合を開いた。
問題の原因は突き止められるのか。答えを見いだす鍵とみられるのが、「小児用肺炎球菌ワクチン」と「ヒブワクチン」。
「ヒブ(インフルエンザ菌b型)」は、細菌性髄膜炎などを引き起こす細菌で、日本では毎年600人の乳幼児が感染し、そのうち5%前後のおよそ30人が死亡している。
ヒブワクチンは、細菌性髄膜炎への高い予防効果が認められている。
すでに、世界120カ国以上で定期接種されているが、日本では、2008年末に任意接種が認められた。
しかし、ヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンと同時に、別のワクチンを接種したあと死亡したケースが相次いだため、厚生労働省は3月4日、小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの接種を一時見合わせる旨を、全国自治体に通知した。
専門家会合では、死亡との因果関係を検討した。
しかし、「直接的な、明確な因果関係は認められないと考えられるが、さらに入手可能な情報を次回までに収集する」などとして、結論は持ち越しとなった。
そのうえで、ワクチン接種見合わせの措置を継続することを確認した。
2009年、ワクチン接種前にヒブに感染し、髄膜炎で亡くなった齋藤伊吹君(当時1歳9カ月)の父親・学さんは、「ずっと接種を中止をするっていう形は避けてほしい」、「接種を待たれている間に(死亡)という子がまた出てくると、こんな悲劇はないと思いますので。1日も早い復活というか、そういうのを望んでいます」と話した。
また、みやのこどもクリニック・宮野孝一院長は、「やはり、中ぶらりんの状態というのが一番(困る)。(ワクチン接種を)待ってる子どもたちというのが、いっぱいいますので...。日本脳炎のように、何年間も(接種)できないと、そういうことがあれば、逆に髄膜炎で亡くなる子がまた増えてくる」と話した。
早急な解答を求める現場の医師や患者側。
次回の専門家会合は、2週間後をめどに開かれる予定となっている。最終更新:3月9日(水)1時25分


自分の考えとしては、早く再開してもらいたいという気持ちはあります。
髄膜炎は非常に怖い病気であり、それを十分予防を期待できるワクチンだと思うからです。

ただ、健康な子供たちがワクチンを受けたことによって亡くなるかもしれない、副作用がでるかもしれないという不安は非常に大きなものと思われます。
ですので、慎重な対応ならびにご家族が納得する見解を示してもらえればと思います。




Posted by 大津の町の小児科医 at 06:59 Comments( 0 ) お知らせ!

2011年03月07日

子宮頚がんワクチンの助成の期間延長

子宮頚がん予防ワクチンの不足が問題になっています。
当医院でも2回目、3回目の接種優先するため、新規の接種が約束できない状態です。
本日大津市保健所から高校1年生の方3/31にまでに1回目接種が無料の条件でしたが、当分の間、その期間を延長することの連絡をうけました。
みなさんがご心配されて連絡を受けていましたが、これで安心できるのではないでしょうか。
空気感染してうつる病気ではないので、あせらずとも大丈夫だと思います。
メーカーの現時点での見解では、5~7月には問題なくなるとのことですので、新規の方は申し訳ないですが少しお待ちください。
また、新情報があればご報告します。



Posted by 大津の町の小児科医 at 20:24 Comments( 0 ) お知らせ!

2010年10月13日

Hibワクチンについて

無料化ともいわれているHibワクチンですが・・・
10月18日から、注射の供給状況が安定したため、他のワクチンと同様に制限もうけず接種可能になるそうです。
肺炎球菌ワクチンのプレベナーは、供給状況安定していますが、Hibは本当に待ちが長かったので一安心ですね。

当医院では、父親の意向で接種は行っていませんでしたが
希望者には、予約制で接種を行うこととしたいと思います。
待合室にもポスター等で、接種の希望を募りたいと考えています。

予約とともに、注文して日時設定をしたいと思いますので、接種希望の方はご相談ください!!

それにしても、昨日から非常に気管支喘息の患者さんの受診が多いです
気候的な問題と、感染による誘発頻度の増加のせいでしょうか・・・

喘息の患者さんは、みなさん注意して予防をがんばりましょうね!




Posted by 大津の町の小児科医 at 21:36 Comments( 0 ) お知らせ!
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